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スロート音域をきれいに響かせるには

いつもSNSの投稿を拝見しています。 私はクランポンのE13を使用しているのですが、ラ♯の音を吹くと、そこだけ音がくぐもってしまいます。 替え指を用いるとくぐもらなくなるため、楽器の特性なのか、私の吹き方が原因なのか、いまいちわからない状況です。 なにか良い改善方法があれば教えていただきたいです。

26/7/18

​公開日:

いつもSNSの投稿をご覧いただきありがとうございます。


クランポンのE13はバランスの良い名器ですが、ご相談いただいたシ♭の音がくぐもる現象については、楽器の構造上の特性によるものが大きく、決してご自身の吹き方だけの原因ではありませんので安心してください。


この音域はスロートトーンと呼ばれ、開放に近い状態のためどうしても響きが薄く、はっきりしない音になりがちです。


改善方法としては、通常の指使いに加えて両手の中指と薬指を同時に塞ぐ替え指を基本として取り入れてみてください。(下画像の左側を参照ください)


こうして管体を長く使う状態を作ることで、音に芯が生まれ、他の音域と遜色のない豊かな響きを得ることができます。


この指使いを併用すると音程が下がるため、ご自身の楽器の個体差やアンブシュアに合わせて、チューナーを見ながら最適なポイントを確認しておくことが大切です。


また別の選択肢として、ラのキーとトリルキーを組み合わせる指使いも、フレーズに応じていつでも使えるように練習しておくと表現の幅が広がります。(下画像の右側を参照ください)


スロートトーンはクラリネットの構造上、最も鳴らすのが難しい音域ですが、ここを綺麗にコントロールできるようになれば、他の音域を響かせることはさらに容易になります。


この音の改善に取り組むことは、結果として奏者自身の息の使い方やアンブシュアの質を底上げすることに直結しますので、ぜひ研究を深めてみてください。応援しております。

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