top of page

スケール(アイヒラー1番)を覚えるコツは?

スケール(アイヒラー1番)が覚えられないのですがなにかコツはありますか?

26/7/18

​公開日:

良い質問をありがとうございます! 


これはこれから音楽大学を受ける方にも役立つ内容です。

また、クラリネットに限らずにスケールをどう考えて練習するかは本当に大切です。


 「スケールがどうしても覚えられない…」 気持ちは分かります💦 

私も高校生のとき、アイヒラーの1番に取り組んで、何度も挫折しかけました。

当時はただひたすら繰り返して、体に覚え込ませるしかないと思っていたんです。


でも、今になって振り返ると「ああ、全音と半音のしくみで理解すればよかったんだ」と気づきます。今日はその経験もふまえて、コツをお話ししますね。 


▶指だけで覚えようとしない 

私が高校生のときにやっていたのは、とにかく繰り返して、指の感覚に頼ることでした。

確かに量をこなせば少しは覚えられるんですが、すぐに忘れてしまったり、苦手な調になると必ず止まってしまったり…。


これは正直、効率が悪かったんです。 


大切なのは「指」ではなく、「体と頭」で覚えること。

これは今になってはっきり言えます。 


▶音階のしくみを知る 

スケールは難しそうに見えますが、ルールはシンプルです。 


長調は「全全半+全全半」。 

つまり「全音→全音→半音」と「全音→全音→半音」に分けられます。 


その真ん中、前半と後半をつなぐブリッジは全音です。 


短調(旋律的短音階)は「全半全+全全半」。 

前半が少し違うだけで、やはりブリッジは全音。 

つまり「全全半」と「全半全」というブロックを、全音でつなげば完成する。


そう理解すると、スケールが“積み木”みたいに頭の中で整理できます。

私は最近になってようやく「なるほど!」と腑に落ちました。

昔の自分に教えてあげたいです。笑 


▶難しいのはどこ? 

実際に吹いてみると、いつもつまずく場所はだいたい同じです。 

例えば、 ド♯からレ♯(両方に♯がつく全音) シからド♯(片方に♯がつく全音) こういう「♯や♭が絡む全音進行」で迷いやすいんです。 


だからこそ、極論を言えば「どの音からでも全音・半音の移行を練習する」ことが必要。

頭で「ここは全音」「ここは半音」と整理できると、体もそれについてきますよ。 


▶折り返しは要チェック 

もう一つのつまずきポイントは折り返しです。

上のドで折り返すときや、下から戻るときなど。

ここは理屈より「この調はここで折り返す」と決め打ちで覚えるのがいちばんです。

むしろそこをしっかり確認することで、途中で止まらずに最後まで吹けるようになります。 


▶練習の工夫 

私がよくやっていたのは「カード練習」です。 

24調を書いたカードを作って、ランダムに1枚引いて吹く。

ただそれだけ。 


順番に練習すると得意な調ばかり上達してしまいますが、ランダムにすると苦手な調がはっきり浮き彫りになります。

その調を重点的に練習すれば、全調をバランスよく身につけられます。

地味ですが、これが一番効きます。 


まとめ 

スケール暗譜のコツは、 

・指ではなく体と頭で覚えること 

・長調・短調を“ブロック+全音ブリッジ”で理解すること 

・♯や♭が絡む全音進行を意識すること 

・折り返しは調ごとに丸暗記すること 

・ランダム練習で苦手を潰すこと 


私自身、高校生の頃は闇雲に体で覚え込もうとしていました。

でも今思うと「全音と半音のしくみを意識していれば、もっと早く楽になったはず」と感じます。


だからこそ、これから挑戦する人にはぜひ頭を使って効率的に練習してほしいんです。 

焦らず、一歩ずつ。


スケールを覚えると基礎力が大幅に上がります。頑張ってください。

bottom of page