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アルペジオで指がバラバラに動くのを直すには?

はじめまして。

スケール(アルペジオ)の指について、質問させてください。

アルペジオでいえば、

・解放のソより低い「シ→レ」、

・レジスターキーを押した「レ→♯ファ」、

・レジスターキーを押した「#ファ→ラ」が、

指がいっしょに上がらず、

バラバラと余計な音が入ってしまいます。

テンポ30くらいのゆっくりさでやってみても

それでも余計な音が入ってしまうことがあります。

どのようなことを気をつけたらいいですか?

26/7/18

​公開日:

はじめまして。 

ご質問ありがとうございます。 

3度スケールに丁寧に取り組まれているとのこと。 

「指がばらける」と気づけているのは、ご自身の音をよく聴けている証拠。

素晴らしいです。 


状況としては、シ→レでは左手人差し指より右手薬指が先に上がってドが混ざり、ソ→シではラが混ざる——このパターンが起きていると推測します。


前提として、指を“下げる(屈曲)”筋は強く、“上げる(伸展)”筋は弱いため、同時動作で“先に浮く指”が出やすいのです。 


そのうえで、次の順で練習してみてください。 


① 楽器なし:机タップで“同時化”の感覚づくり 机に指先を軽くつけ、(例)ソ→シなら右手:人差し・薬指を同時に“上げる”。 

ズレ(どちらが先に浮くか)を微細に観察し、無音での同時化を練る。 力みがあると神経の切り替えを邪魔するので、肩・手首・母指の力をまず抜く。

(ポイント:屈筋=下げるは強い/伸筋=上げるは弱い→“上げる側”の反応を育てる意識)


② 楽器で:無拍・無メトロで“正しい1回”を刻む シ⇄レ(クラリオンならファ#⇄ラ)だけを、テンポ不問で同時に。 

目標は1回でも完全同時に聞こえる成功体験。 

この1回が神経回路の“正解”を刻みます(最優先)。


③ ブロック練習:ゆっくりメトロノーム ♪=60〜80で均等2拍→2拍など、同じリズムで5分。 “先に浮く指”を自覚しつつ、同時スタートに集中特化。 ここは回路を“太く”する時間。


④ ランダム練習:1分ごとにリズム変更 付点・逆付点・3連・裏拍…を1分ごとに切り替え(計5分)。 条件が変わっても同時に出せる=“柔軟な回路”を作る段階。 多少のバラけはOK。誤差学習で徐々に整います。 


▶まとめ 

第一段階:無拍で“正しい1回”(回路をつなぐ) 

第二段階:ゆっくり同一リズム(回路を太く) 

第三段階:短サイクルのリズム変奏(回路を柔軟に) 

「バラける」の正体は筋力不足ではなく神経回路の未統合です。 

だからこそ、テンポや回数より“正しい1回”が圧倒的に価値があります。 

その後は量→質への“量質転化”を狙って、リズム練習で回路を鍛えていきましょう。 

焦らず、耳と感覚を研ぎ澄まして進めてみてください。 

また何か困ったことがあれば、質問をお待ちしてます。

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